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「嗅ぎ出し」施術事例
最初の調査地「青い芯のトウモロコシ」村で、はじめて憑依霊によって奪われたキブリ1を探し出し、取り戻す施術が存在することを知った。カヤンバがあるということで、見に行ったところ「嗅ぎ出しのカヤンバ」だったという、いきなりの遭遇。
「ジャコウネコの池」村。ワタシ的には「嗅ぎ出しのカヤンバ」は、音楽付きのパントマイムみたいな感じで、言語資料的にはあまり魅力的ではなかったので、肝心の水場への行進をパスしたり、途中で帰ったりみたいな、気のない調査をしていた。これはなんとなく行進にもついていき、最初から最後まで見た初めての事例。
チャリの「重荷下ろし」とシェラ、ディゴ人、ライカを「外に出す」ンゴマ: 屋敷での嗅ぎ出し
施術師チャリが、新たにライカ、シェラ、ディゴ人について癒やしの術を「外に出す」、つまりそれらの憑依霊に関する施術師に就任する大規模なカヤンバが開かれた。「嗅ぎ出し」、徹夜のカヤンバ、シェラに対する「重荷下ろし」を2日間かけて実施。その中で行われた「嗅ぎ出し」は、屋敷内から一歩も外に出ない、つまり水場までのキブリ探しの過程を一切含まないものだった。私が見た中でも、もっとも異色というか型破りの「嗅ぎ出し」であった。
マフフの屋敷における出産祈願の瓢箪子供を差し出すカヤンバにおける嗅ぎ出し
施術師チャリが3週間前に「外に出」して施術師にしたトゥシェを助手として行った瓢箪子供を差し出すカヤンバでの「嗅ぎ出し」施術。日記部分の写真、および、フィールド・ノートにおける手順の簡単な紹介(言語データなし)
施術師チャリによる「嗅ぎ出し」。かつてチャリの「施術上の子供78」だったが離反した女性施術師に対する内輪のカヤンバ。施術上の親子関係に潜む潜在的葛藤が明るみに出る。小屋の中での処理について、できるだけきちんとデータをとった。
日記、及び、フィールドノート、ドゥルマ語による書き起こしテキスト(翻訳なし)のみ。聾唖の少年をめぐる施術。彼の障がいが母親に憑いているライカのせいであるとされた。しかし、ムウェレ(患者の母)が全く踊らなかったので、その原因究明のなかで、ターゲットを間違った父のムフンド(mufundo87)が明らかに。
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tsovyaの別名とされる「内陸部のスディアニ」の絵 ↩
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