チャリは、1989年に施術師NyamawiとMwakaによって、シェラ、ライカ、憑依霊ディゴ人の3人の霊を「外に出し」てもらっている。しかし、病気はますます深刻になり、この「外に出す」施術が失敗していたと考えるにいたった。私が帰国後、別の施術師によって再度同じ憑依霊たちについて「外に出し」てもらうが、チャリの話によると、これも失敗した。そして1991年11月にMwainziとAnzaziの施術師夫妻によって、これら3人の霊に対する三度目の「外に出す」ンゴマを受けた。三度目の正直というか、このンゴマは成功したみたいだった。このンゴマ後の初「嗅ぎ出し」は翌月12月14日の瓢箪子供を差し出すカヤンバのなかで行われた「嗅ぎ出し」だが、大成功のうちに終了。その後「嗅ぎ出し」はチャリの得意分野のひとつになった。
「嗅ぎ出し」は、「外に出す」カヤンバや「瓢箪子供」カヤンバ、「重荷下ろし」など、さまざまなンゴマ(カヤンバ)の構成要素としても組み込まれているが、もちろん単独でもなされる。おそらくそちらのほうが多いだろう。ここでは「嗅ぎ出し」をメインとするカヤンバの中でも、私がわりと真面目に記録しようと頑張ったカヤンバの一例として、1992年の9月にチャリが、自分のかつてのムテジ(muteji1)であった女性のために実施したものを紹介したい。参加者はほぼ、チャリ夫妻と彼らの施術上の子供(現/過去)および、その親族関係者であるので、内輪のカヤンバと言ってもよいだろう。そのお陰で、他のカヤンバの場合にはできなかった、小屋の中でのフラッシュを使っての写真撮影にも許可が出た。
この事例では「嗅ぎ出し」のやり方がかなり詳細にわかると同時に、一人の施術師の施術上の子供たちとの関係、子供たちどうしの人間関係などの問題も垣間見える事例となっている。
(from diary of Sept. 26(sat), 1992, kurimaphiri)17
...9:00チャリが行うkuzuzaを見に出かける。すでに何人かが集まっている。チャリとkayamba14の調達に出かけ、私自身もkayambaを一つ手に入れる。良くできたkayambaで、よく鳴る。12時前にkayamba開始。しかしmuwele18のMwanakomboのkuphunga19が延々続き、なかなかkuzuzaに出発しない。チャリとムリナはkayambaの場に常駐せず、頻繁に小屋に引っ込んで準備作業やっている。Mueleは頻繁にgolomokpwa55したが、....(浜本注チャリの代わりに)Mwa...ti57がいろいろ世話をやく。....muweleはgolomokpwaするとしばしばkayambaの場を離れて歩き出したり、小屋まで泣きながらチャリやムリナを迎えに行ったりする。 kuzuza自体は16時前に始まる。chiza cha photsi58のところでチャリをkuphunga19し、川に向かって出発。チャリは直前まで足が腫れて、普通に歩くのも痛そうにしていたのに、いざkuzuzaが始まると、この年に始まった新技の焼けた炭の上を飛び跳ねる火渡りまでして、例の飛び跳ねるような軽やかな歩調で川に向かって走り出す。川のどこに入るのか、行ったり来たりし、一度は入ってもまたすぐに出たりで、ついていくanamadzi16たちもたいへんだ。結局いつものpanga59のあるところに行き、終了。 今回は小屋の中に入ってからの手続きに重点を置いて写真も撮影。...6時前に皆でチャイとマハムリを食べて終了。160シルの料金は、施術師とanamadziたちで半々に折半する。
患者(ムウェレ(muwele18)): Mwanakombo(「ジャコウネコの池」村以来のチャリの施術上の子供であり助手(muteji1)であったが、その後、疎遠になっていた。彼女はまた、チャリの夫ムリナの姉妹の娘でもあった。
施術師: Chari wa Malau60
助手その他の参加者: Mwanakomboを「扇ぐ(kuphunga19)」する際に、チャリに代わってムウェレを世話する助手は、「ヒツジの場所」村のMwa..tiさんだった。今回チャリの娘のMuchenzalaも初めて助手として活躍した。カヤンバ奏者や食事の用意は全てチャリの施術上の子供たちとその家族(子供たちとか)が務めた。観客にはそれ以外の地域住民の姿も見られた。
カヤンバ開始後にムウェレが一向に憑依状態にならないことから、チャリとムリナがそれぞれ行ったクハツァ(kuhatsa109)の唱えごとからもわかるように、ムウェレのムァナコンボはチャリたちが「ジャコウネコの池」にやって来た当初からの、最初の「施術上の子供」の一人であり、もう一人の「子供」とともに、チャリの施術に遠方まで同行するなど、良好で親密な関係であった。が、どういう理由でか(おそらく自分たちの病気に対するチャリの施術の効果に不満をもって)離反し、別の地域(異なる民族集団)の施術師を頼り、そこで施術師として独り立ちしたらしい。チャリのところには寄り付かなくなった。その後、自分たちの病気は憑依霊のせいではない、自分たちには憑依霊はいないと主張し、妖術系の治療を求めるようになった。ムリナは妖術系の施術師だが、ムリナに治療を求めず、ムリナはそのことに憤っていた。結局は、病気は良くならず、どうしようもなくなって再びチャリのもとに助けを求めてきたというのが事情である。今回の原因は、占いでは患者はライカにキブリが奪われたせいだということで、クズザの施術が中心であるが、カヤンバの席でも明らかになるように、彼女は内陸系、海岸系双方の多くの霊をもっており、チャリはムァナコンボの主症状の一つである腹部膨満が憑依霊ドゥルマ人のせいではないかと強く疑っている。さらに憑依霊ドゥルマ人が、イスラム系の憑依霊たちにムァナコンボの身体が蹂躙されるにまかせているために、ますます深刻な状態に陥ったと。クズザに取り掛かる前に、かなり念入りに多くの憑依霊のためのカヤンバを演奏したのは、こうした事情を反映している。 あくまでも中心がライカによるキブリ誘拐に対するキブリ戻しであるため、イスラム系のジャンバ導師に激しく憑依された際にも、ムリナはイスラム系の霊たちに、この日の趣旨を説明し道を譲ってくれるよう祈願している。
(from the fieldnote of Sept.26(Sat), 1992)111 場所: 「的中しただろうに」村のムリナの屋敷
12:00 kayambaの用意始る
muwele18、小屋から芋虫行列で連れ出され、席につく

「池」の前に着席するムウェレ。「池」は搗き臼ではなく、大きなプラスチックの洗面器。
12:25 ubani112で燻す mafufuto113 ga muzukani26 で燻す short makokoteri115 日本語訳(DB 5342)
12:30 kayamba開始
mulungu1194曲
日本語訳(DB 5343-5347)
12:43 チャリ、kuhatsa109 ←Mwanakomboが憑依状態にならないため
Chariの初期のateji1たちとの関係と不和について言及
日本語訳(DB 5348-5350)
コップの水を口に含んで患者に吹き付ける
続いてMurinaがkuhatsa
ムリナ風アラビア語でmakokoteriすると、Mwanakomboぶるぶる震え始める
日本語訳(DB 5351-5352)
12:50 Mwarabu125 演奏開始
日本語訳(DB 5353)
muwele少し震えるが、憑依とはみなされない
12:55 Mwarabu 2曲目
日本語訳(DB 5354)
Murina、muweleが踊らないので、kuphendulaを始める
日本語訳(DB 5355)
Mwarabu 2曲目再開、
muwele yugolomokpwa126 and start kuvina127.
Murina&Chari 小屋の中に入って準備作業しているが、Muwele泣きながら小屋の中に入り、Murina&Chari、Muweleをkayambaの場に連れ戻す。
13:00 jamba 演奏開始。
日本語訳(DB 5356-5358)
2曲目で激しくgolomokpwaし、再び泣きながら小屋の中に。Murina外に連れ出す。
Mwanakombo 激しく踊り、後ろに倒れかかる
13:10 Murina、makokoteriする
日本語訳(DB 5359-5360)
13:15 Chitsimbakazi78
日本語訳(DB 5361-5364)
13:22 Masai128
日本語訳(DB 5366-5374)
Mwanakombo、golomokpwaし、vuo7の水を撒き散らす。
激しく腕を振り回しながら踊る
13:36 Musambala131
日本語訳(DB 5375-5379)
Jine mwanga50
日本語訳(DB 5380)
Mukpwaphi132
日本語訳(DB 5381-5382)
13:48 Gojama48 日本語訳(DB 5383-5384) 白い布 Mwanakombo、golomokpwaして泣きながら歩き出す 我が子を追い回し捕まえようとする 子供たち、および子供をおぶった女性たち、あわてて逃げる (Gojamaは子供の血を吸うとされる) Mwanakombo泣きながらムリナに連れ戻される 激しく踊る 全員立ち上がる。女たち踊りまくる。 Mwanakombo、vuoの水を浴びせかけられる。 Mwanakombo、皆にvuoの水をかけて回る この間、チャリは姿を消し、患者の世話をmutejiの女性にまかせっきりだった。
14:10 Ichiliku100
日本語訳(DB 5385-5387)
14:20 muwele 自分の子供を無理やり捕まえ、裸にしてvuoの水で洗う。
子供おびえて激しく泣く。
一方、ムリナは chiza cha mwalimu dunia133 の用意をしている。
地面に杭を4本打ち、その上に白い磁器の器をのせる。器は水で満たし、中に白いペレメンデ134を入れる
世界導師のキザ
灰で作った団子(mikahe ya ivu135)7個用意される。
14:30 kuzuzaする用意がまだ整っていないという
14:35 mudigo105 日本語訳(DB 5388-5390) 14:43 muduruma67 日本語訳(DB 5391-5396) muwele 激しくgolomokpwaし、泣く。Chariを探して小屋に入り込み、連れ戻される。Chari彼女に対してmakokoteri(only partially audible because of the loud sounds of makayamba) 唱えごと日本語訳(DB 5397-5398) ドゥルマ人の歌続き日本語訳(DB 5399-5401) 終了後の会話日本語訳
15:05 チャリ、chiza cha photsi58 の前に座り、anamadzi16たちにndonga124 (mulunguの)の中身をこすりつけてやる
カヤンバ再開
pini136の歌
日本語訳(DB 5402)
15:22 laika77
日本語訳(DB 5403)
mwingo140を持って立ち上がる。
chiza cha photsi の中に足をつっこむ
焼けた炭をもってこさせて、それを踏む
小屋の周りを一周し、chizaに戻って、vuoの水をmwingoであたりに撒き散らす
焼けた炭を踏みしだく
チャリ、自ら歌を先導し、しきりと大きなため息をつく Hofwi
再び立ち上がり、小屋の周りを時計回りに一周。
Murina、anamadziたちにkufinywa141のndongaの中身を塗ってまわる
喉元と右目の下
15:29 左手にshera74のndonga144、右手にmwingo
sheraのndongaをMek...(one of muteji)に渡し、kufinywaのndongaをもつ
ペレメンデ134の水145を数人の顔に撫でつける
15:31 another song of laika77 (led by Chari、unrecorded)
kuzuza 出発!!

出発準備完了!
15:59 キラジニ川の淀みに到着


(チャリ、憑依霊ディゴ人の肩掛けをムテジの一人に渡して水の中にじゃぶじゃぶ入っていく)
水中で k'uk'u mweruphe146 のkutsinza147
laika mwendo83 を激しく演奏しつつ
白鶏kutsinza147、血は水中に撒かれ、鶏も投げ捨てられる
水中から泥、matoro148、水草の根などを採取し、布に包んでもちかえる
屋敷に向かって出発!!
16:15 屋敷に戻る
小屋の周りを反時計まわりに2回周回し
小屋の中に後ろ向きに入る
muweleを寝かせたまま、ndongaで各関節をkubusa149

mulunguの布を仰向けに横たわっているmuweleの上に数人でもって広げ、とってきた泥等を入れて、上からバケツの水をかける
muweleを座らせて、同様の仕方で、同じく大量の水をかける

ムリナ、チャリ、患者の前後に立って、交代で患者の背中側から布をkutimvya150して風を送る
カヤンバ演奏終了、laika 歌のみのなか
子供4人を使って、kufinywa141のndongaの中の黒いmuhasoをもたせ、muweleの各関節に擦り込ませる
ライカの歌2(DB 5404)

Muchenzalaにngata151を持たせ、後ろ向きに立たせて、3回患者の名を呼ばせる。
患者が三回目に呼び掛けに応えると、mwana hiye152 と言って ngataを患者に渡す。
ngata手渡し日本語訳(DB 5405)

その後、Muchenzala 患者にngataを結んでやる。
16:45 終了
Muchenzala 患者の両手の小指をとって立ち上がらせる。患者、手足を順番に
kutsuphaする
17:15 チャイを飲んだ後、k'uk'u mwiru146 をmuweleの頭にのせてmakokoteri
唱えごと日本語訳(DB 5406-5407)
完全終了
(各段落の冒頭の数字をクリックすると、対応するドゥルマ語テキストに飛びます) ドゥルマ語書き起こしテキスト全文(DB 5342-5407)
5342 (小マワヤ、ムウェレに対し乳香を燻しながら唱えごと。以下のテキストは、この唱えごとを録音しようとしたものだが、唱えごと自体はほぼ、口のなかでもごもご聞き取れずに終わってしまい、周囲の女性たちの無関係な会話の断片が録音されている。)
Mwawaya mudide(Ml): キツィンバカジ78、憑依霊サンバラ人131、それから、なんとか母さん、彼ら... Mawaya muvyere(Mb): 列挙して、列挙して、すべての憑依霊をさ、おっさん。 Ml: グジャマ48、ニャグ153... Woman1(W1): あんたに言っとくけど、ここでのこの難儀。 Woman2(W2): あんたの子供をちょっとあっちに除けてよ。 Ml: なんて憑依霊だっけ、お父さん(Bekpwekpwe: Mlの父の弟)?一人の憑依霊がいるよね、いろんな場面で優先して彼女の身体の中にいないといけないっていう。 W2: 土をひっかくのはあっちでしてよ、私はこっちの方を向くから。 Woman3(W3): マハムリ(mahamuri15)用意するのにこの茣蓙がいるんだけど、人が座ってるのよ。ムボゼ(人名)!そっちの茣蓙をとってきて! W2: この茣蓙、マハムリ用なの? Chari(C): そっちの茣蓙でも寝ないでちょうだい。 Ml: お父さん(Bekpwekpwe)、もう少し入れてください。 Bekpwekpwe(Bk): どこに入れたらいいんだい? Ml: ここで(ムウェレを)布ですっかり覆ってくださいってば。上位夫人ですよ、この人は、あなた。 (Bk、ムウェレをムルングの布ですっぽり覆い、その中でムズカ(muzuka26)から採ってきた塵芥他を燻す。チャリ、ごく短い唱えごと) C: ムズカはこれです。ムズカの塵芥はこれらです。今、もはやムズカはありません、まったくありません155。
5343 (ムルング子神の歌1) (solo)
私は苦しんでいますよ、ムルング 池にムルング子神がやって来る (chorus) ムルング子神、ウェー、ホーワー なんと池にムルングがいる 私は畏怖します、仲間の皆さん 池に癒やしの術がやって来る (solo) さあ行きましょう、ムルング子神、ヘー、私のキョウダイたち なんと池にマレラ(marera156)がいる 私は苦しんでいますよ、ねえ施術師の方々 池にムルング子神がやって来る (chorus) ムルング子神、ウェー、ホーワー なんと池にマレラがいる 私は畏怖します、仲間の皆さん 池に癒やしの術がやって来る
5344 (ムルング子神の歌2) (solo)
行きましょう、行きましょう、ねえムルング子神 行きましょう、ウェー 急いで行きましょう、ねえムルング子神 行きましょう、ウェー、ヘエエ 私(施術師)は大きな森に呼ばれています なんと主のいるムジジモの池157 主のいる池は、踏み込んではなりません そこに踏み込むのは、施術師たちだけ 行きましょう、行きましょう、ねえムルング子神 池に踏み込みに行きましょう (chorus) 同じ歌詞
5345 (ムルング子神の歌3) (solo)
私は登る、エエー、山に 私は登る、エエー、山に ニマユガ158の山 私はお母さんに呼ばれています、ねえ、ムカンガガ子神159 こころ(roho160)はびっくりした、ねえ、健康な年下のキョウダイ お母さん、いっしょに祈りましょう (chorus) 私は登る、エエー、山に、エエー 私は登る、エエー、山に ニマユグ158の山 私は妬まれています、ねえ、うんざりです さあ、いらっしゃい、皆さんムルングにお祈りなさい
5346 (ムルング子神の歌4) (solo)
カンエンガヤツリと言い争い、池、ホーウェー 睡蓮の池には事件がある 私は困窮している、思うに、池、あなた方の仲間よ 睡蓮の池には事件がある (chorus) カネンガヤツリと言い争い、池、ホーワー 睡蓮の池には事件がある 私は言い争いにおどろいている(nangalala)、池、あなた方の仲間よ、 睡蓮の池には事件がある (solo) 私はびっくりする(ninamaka)。それと言い争い、池、ヘエーお母さん 睡蓮の池には事件がある 言い争いは終わりますように、お母さん、思うに、池、ラー、ホーワー お母さん、睡蓮の池には事件がある (chorus) 私はびっくりする(ninamaka)。それと言い争い、池、ホーウェー 睡蓮の池には事件がある 言い争いは終わりますように、私は妬まれています、池、ラー、ホーワー 睡蓮の池には事件がある
5347 (ムルング子神の歌5) (solo)
ムルング子神、あなたは言う、縛られた者は あなたは言われる、解きほどいてください、ウェー ムルング子神よ、人々は尋ねます 縛られている者たちは、解きほどかれたのでしょうか (chorus) 口喧嘩ばかり、ムルング子神よ、あなたは言う 雨とともに、あなたは言う、解きほどいてください、ウェー ムルング子神、人々は尋ねます 縛られている者たちは、解きほどかれたのでしょうか
5348 (ムウェレであるムァナコンボは憑依される徴候を示さなかった。チャリが来て、彼女をクハツァ(kuhatsa109)する)
Chari(C): さて、このような時間にお話するつもりではありませんでした。私がお話するとすれば、それはムァナコンボのためです。ムァナコンボ、ムァナコンボといっても大勢います。だってあなた方憑依霊の皆様も子供を大勢おもちです、それはムァナコンボの一族についてもそうなのです。でもこの者はF...(父の名前)161の娘のムァナコンボです。母親はM...です。この子供(施術上の5)は、私が「ジャコウネコの池」に到来したときより、この者こそが最初の子供(施術上の)でした、それとMe...という名の者と。これらの子供たち(施術上の)を私は連れ歩きました、そして彼らも私を連れ回してくれました。たしか私の出身地(一族の暮らす地域)マリアカーニまでも。私たちはみんなで扇ぎに(kupunga19)行ったのです。私の施術上のお父さんを扇ぎにです。しかしながら、彼ら子供たちの異常さは、彼らの異常さは突然始まりました。彼らは言うのです。「私たちはもうこの人(チャリ)の癒やしの術には用はないわ。私たちは、ラバイ162へ行って、憑依霊を外に出してもらいましょう。」「さて、私たちがどこに何を外に出してもらいに行くにせよ、あちら(チャリのところ)なら、もう二度と行きません。」実際、あのMe...にいたっては、いまだにここに戻ってさえいません。 Woman1: それはMemb...ですよ。あなたのお仲間の。
5349 (チャリのクハツァは続く)
Chari(C): さて、この者、この者、この者が拒んでいる(yunazira164)ことはわかっています。でもこの者は施術上の子供という関係でもありますが、この者はムリナのムブヮ(muphwa165姉妹の子供)です。さらには、彼女はどうしたでしょう?彼女は戻って来たのです。その母のもとに戻ったのです。なぜならあなたのアブ(aphu166)ということは、あなたの母です167。私は、彼女のアブの妻で、しかも彼女のまさに施術上の母でもあります。たしかに、私は多くの言葉を浴びせられてきました。でも、私はそれに対し多くの言葉を返したわけではありません。... Bekpwekpwe(Bk): (別の女性たちに語りかけている)あなた方、お母さんたち、子供たちに授乳しにここに来たんですか? C: さらに、私が出身地マリアカーニを去ったとき、私はこちらに来てこの人たちがすでに施術師になっているのを見ました。だから、「この人は私の施術上のお母さんです」と言ってくれる人は、私は問題ありません。私のことを「このお母さんには、用がありません」と言うだろう人は、そもそも私は施術上の子供たちを頼ってやって来たわけではありません。私がやってきたのは、私自身の苦難が理由でした。でもチャリを施術師と語ってくれるだろう人は、私もその人を病人(私が治療してあげる人)だと話します。チャリは施術師じゃないと語るだろう人は、私にとっては病人ではありません。その人は(他の)施術師たちを求めればよいのです。だから私は、この者を再び自分で扇いであげることになろうというつもりはありませんでした。だって、私のところから去って、ラバイ人のもとで憑依霊を出してもらいに行ったのですから。 今日、この者、この人はムリナのムブヮです。私の施術上の子供でもあります。今、口が話すことを、ムルングは書き留めます。今、もし彼女が踊らないのが、私が今お話したその言葉のせいでしたら、私は確かにそれを話しました。でも私は理由もなくそれを口にしたのではありません。だって、私の方では彼女が私の屋敷を訪れることを禁じたりしなかったからです。私は、彼女を治療する施術師は彼らであれ、と申しました。でも、いつでも私の子供であることを、彼女がわかっていてくれますように、とも申しました。そして今日この日、彼女は戻ってきて、私は再び彼女を扇ぎました。
5350 (チャリのクハツァは続く)
Chari(C): 口(口にした言葉)は捕らえるものです。もし私の口が、書き留められ、捕らえたのだとすれば、今日今私は、ムァナコンボが踊り、治るように望みます。腹が膨満することは、なし。発狂することも、なし、あくまでもなし。なぜなら、彼女の分別(akili168)もまた、私が見るに、ろくでもない(mikojo mikojo169)。 (チャリ、水を口に含み、自分の胸とムァナコンボの胸に吹きつける) C: プッ、プッ、プッ。お前の糞便、あいつの犬(ともに罵倒語)!
(カヤンバ演奏者たち、憑依霊アラブ人の歌を演奏し始めるが、すぐに人々によって止められる)
Woman2: 笑ってるわね。彼にも水を吹いてもらって、言うべき言葉を彼女に与えてもらいましょうよ。むん、彼にも(水を)与えて、お父さん(施術上の)にも来て話してもらいましょうよ。お父さん、来て彼にも話してもらいましょうよ。 Chari(C): 彼に初めてもらわないと。彼こそ話すべき人なのよ。私は話さない。彼の方がてきめん(ムフンド(mufundo110)がその結果を引き起こす点で)なのよ。 Woman1: 彼の水をもって来てあげないと? Woman2: いいのよ。心(心臟(roho160))を生き返られせさえすればね。 Bekpwekpwe(Bk): 長老さん、おとなしくしてらしたですね。ついに立ち上がらされましたね。 Murina(Mu): 自分でもよく知らない罪で、刑に服しているのさ。 Man1: マリファナで禁固刑じゃないの? Bk: いやいや、おまえこそ今日行くことになるぞ。 Man1: お前さんもマリファナで禁固刑さ。 Woman2: さっさと口を(水で)満たして、終わらせておしまいなさいよ。 Woman1: 本当のことをお話しなさいね。
Chari(C): だって、彼(ムリナ)こそ、まさしく彼女の「母」なんだもの167。だから、彼はすばやいのよ。(母親というものは)寝ている子どもが(寝台の上で身動ぎして寝台に敷いた革の敷物を)ガサガサ音をたてたら170、もう、私、私が見てくるわって(進んで動くものよ)。私だったら、私からはそちらには行かないわ。(困ったことがあるのなら)子供のほうが来るがいい。私にはここで癒やしの術をしなきゃならない謂れはないもの。 Murina(Mu): さて、私はお話します。こんな時間にお話しなかったことでしょうに。この狂気の人(mwavitswa)の人です。狂気の人とはムァナコンボです。ムァナコンボはずっと申し分のない、上々の子供でした。すばらしいことです。なのに、ムァナコンボには、この歯を生やしてきました(悪い評判がたってきた)。その歯、ムホゴ(muhogo, スワヒリ語でキャッサバ)畑を拓くこともなく、キャッサバ(manga)畑を拓くこともないその歯を。そこで私は申しました。この者がこのように独りで苦しみのたうち回るようにと。マジネ(majine27)を抜いてもらうやら、なにやら、ただ次々におやりなさいと。でも、その先には、「アブ(aphu166)のところに戻った方がよいかも」と言って、戻って来るでしょうと。そして彼女は、まさに戻ってきました。私はね、私のすることはただ、期待して眺めているだけ。今、彼女は戻ってきました。この者、彼女が、あちらで何を喋っていたかは私は知りません。私が知ったことは、私が今お話することです。この者は行って、自分には憑依霊などいないと、モノそのもの(vitu vyenye171)のせいだと言いました。でも今、彼女は今日、憑依霊のためのカヤンバを打ってもらっています。そして癒やし手は他の誰でも有りません。癒やし手はチャリとムリナです。今日、今、もしこの者の心(roho)が、今日、今私は扇いでもらいに行きましょうと信じているなら、さあ、私は彼女が踊ることを願います、たっぷり踊って彼女が治ることを願います。 池の皆さま方、今日、今、この昼、ただ今、彼女はチャリの子供、ムリナの子供です。今日、今、私が心(roho)と会話することは、なしです。私の仕事は、お話することです。私は心でお話ししていました。今日、今、私はこの口でお話しいたします。
5352 (ムリナは、口に含んだ水を自分の胸に吐きかけることで、クハツァを締めくくる)
Murina(Mu): プウッ。 さて、お前、心よ、冷えよ。フンド(fundo110)よ、股をつかめ。この者は私の子供だ。プウッ。この人は、私を恐れないね。
(ムリナは引き続き、ムァナコンボに対して「アラビア語」(彼独自の)で唱えごとをする。書き起こし不可能なため、省略。途中から、ムァナコンボ小刻みに震えだす。)
ムリナのアラビア語
Woman2: お父さんのムフンド(mufundo110)が捕らえたのね。プウッ。さあ、解かれなさい。(冗談) Man1: これは独身男たちのンゴマだね。(冗談)
(カヤンバ奏者たち、憑依霊アラブ人の歌を演奏開始。ムウェレは震え始めるが、人々はそれを憑依のサインとはみなしていない様子)
5353 (憑依霊アラブ人の歌1 kusuka172) (solo)
施術師たち、ご傾聴ください。 匠たち、ご傾聴ください、ウェー 施術師たち、なんと、ご傾聴ください 私は祖霊に祈ります 慈悲深いムルング、ウェー 癒やしの術の、ご傾聴ください (chorus) 上のパッセージを反復
5354 (憑依霊アラブ人の歌2 kutsanganya173) (solo)
ヨーヨー、アラブ人 私は神にいのります 預言者の書 病人、私は神に祈ります 預言者の書 憑依霊アラブ人、私は神に祈ります 預言者の書 病人、私は神に祈ります 預言者の書 (chorus) 上のパッセージを反復
5355 (ムァナコンボが憑依の徴候を示さないため、妖術の妨害があると判断され、ムリナは急遽クブェンドゥラ(kuphendula174)を試みる) (ムリナ、彼の薬(muhaso29)に対して唱えごと。前半は聞き取れず。)
Murina(Mu): ...フングヮ(fungbwa)、お前は洞窟に閉じ込められた(wafungbwa)、お前は妖術によって閉じ込められた、お前は死によって閉じ込められた、フングヮよ。今日、今、私は命じた。お前、ムユンボ(muyumbo)よ、夜に昼に揺り動かす者(uyumbisaye)よ、この者を下に降ろせと。今日、今、海にいる者を揺り動かす、洞窟にいる者を揺り動かす、池にいる者を揺り動かす。お前、ムシシムロ(musisimulo)よ、ムシシムロはお前だ、徹底的に興奮させよ(sisimula)。 (唱えごと終了) Mu: さあさあ!仕事に参りましょう! Man2: みんな「天に(mulunguni)/ムルングの曲に」戻るのかい?それとも、憑依霊アラブ人を続行するのかな? Mu: カリンボ!カリンボ!(私を呼んでいる。私はレコーダーとバッグを残して、小屋の後ろに用を足しに行っていた) Woman3: 彼なら、逃げて天に(mulunguni)行っちゃったよ、あの人は。 (憑依霊アラブ人の歌2曲目再開。今度はムァナコンボはすぐに憑依状態になる。ムリナとチャリは小屋の中でクズザのキリャンゴナ(chiryangona175)の準備作業で、その場には不在。私もムリナに呼ばれて小屋の中。憑依霊アラブ人の歌3曲目以降は録音できず。やがてムァナコンボが「お母さん、お母さん」と泣きながら、小屋の中に入って来る。ムリナとチャリ、彼女をカヤンバの場に連れ戻す。) (ムァナコンボ、激しく憑依。洗面器の薬液に突っ込もうとする) Mu: そら、行きましょう、行きましょう、行きましょう。 Woman3: その白い布を彼女から取り上げて。水がかかっちゃうわ。ムァナコンボから取り上げて。だめになっちゃうわ。 Chari(C): 浴びる池((ziya) ra koga)はこれよ、ねえ。
(人々は曲を憑依霊ジャンバ(jamba176)の歌に変更。ムァナコンボはますます激しく暴れ、ムリナが唱えごとを始める)
5356 (ジャンバ導師の歌1 ほぼスワヒリ語) (solo)
行きましょう、へえー 行きましょう、へえー 行きましょう 私は神(mungu)に祈ります 行きましょう、海のムァニュンバ(mwanyumba177) (chorus) 行きましょう、へえー 行きましょう、へえー 行きましょう 私は神(mungu)に祈ります 行きましょう、海のライオン (solo) 行きましょう (chorus) 私は神に祈ります 行きましょう、海のライオン (solo) 行きましょう、みなさん行きましょう、海に 乳房、彼の幸運(nondo bahatiye178) (chorus) 行きましょう、みなさん行きましょう、海に 乳房、彼の幸運
5357 (ジャンバ導師の歌2) (solo)
ヘエー そのジャンバ、あなた ねえ、お母さん、私はジャンバをつかんでしまった (chorus) お母さん、ジャンバ、ヘエー ジャンバ、お母さん、私はジャンバをつかんでしまった (solo) お母さん、ジャンバ、ウェー、ジャンバ導師 お母さん、私はジャンバをつかんでしまった (chorus) お母さん、ウェー、お母さん、ジャンバ、お母さん 私はジャンバをつかんでしまった
5358 (ジャンバ導師の歌3) (solo)
私は山に登ります ムココの木(mukoko179)の蛇を見るために (chorus) 私は山に登ります ムココの木の蛇を見るために
5359 (ジャンバで激しく憑依したムァナコンボに対する、ムリナの唱えごと。イスラム系の霊であるため、スワヒリ語でなされている。)
Murina(Mu): あなたのお仲間に道を譲ってください。あなたのお仲間を通してあげてください。あなたにも同様に調えて差し上げます。あなたが要求されている事柄を。あなたの事柄を。でも今日、この昼間は、私どもにはライカ(malaika77)たちのための事柄があります。でも、あなたは適当に満足されるような方ではありません。あなたの事柄を、入念に準備された、この上なく素晴らしい形でお目にかけるべき貴紳であられます。しかしながら、この瞬間より、私は丸太の上に御座す王、サンゴ礁(あるいは断崖)に御座す王にお話しいたします。どうか子供たちに場所をお譲りください。それらの事柄が終わりましたら、私どもはあなたの事柄に着手し、お望みのように調えて差し上げます。さあ、そこで7と70の扉をお開きください、そうです。全能の神の御慈悲とともに、そこで7と70の扉をお開きください。道を閉ざすこと、けっしてなし。足かせを着けることも、なし。縄で縛ることも、絶対になし。人はその声によって互いを敬いあう。声そのものが(人と人をつなぎ合う)縄のごとく、カンバイラ・カバイラ180。全能の神において、慈悲の心において、神と預言者に祈りましょう。イサララ・アリーフ・ワサラーム。 あなた方、匠(mafundi)の皆さま方全員、そこにはコーラン導師(mwalimu kuruani181)、ペンバ人導師(mwalimu mupemba61)、ジキリ導師(mwalimu dhikri182)、ジキリ・マウラーナ(zikiri maulana183)、ジネ・バハリ(jine bahari184)もいらっしゃいます。ジネ・バハリとともに御座しますのは、丸太に御座す者(mukalia magogo)。あなたメッカのスディアニ導師(mwalimu sudiani32)、メッカを徘徊する者、あなたとともに御座しますのは、天空に御座しますジャバレ導師(185)。あなたとともに御座しますのは、あなたメッカのスディアニ、メッカを彷徨する者、メッカのジャバレも同様です。さて、今、私は皆様に開いてくださいと申し上げます。完全に。もしこの後にあなた方の仕事があるということでしたら、私はあなた方に同様に調えて差し上げます、貴紳の皆様。しかしながら、今は、貴紳の皆さま方全員、どうかチャンスを差し出してください。各人、それぞれの場所に退いて、小者たちに道を譲ってやってください。
5360 (新たなカヤンバ奏者が到着してイスラム風挨拶)
Man4: さて、施術師の皆さん、ご傾聴ください(taireni aganga!)。 Men: ザ・ムルング(taireni に対する決まった返答) Man4: アサラーム・アレイクム Men: サラーマ、サラーマ (ムリナ、中断させられた唱えごとを続行しようとする) Murina(Mu): それゆえに、今... Man4: (スワヒリ語で)ご気分はいかが、皆さん。 Men: サラーマ、サラーマ。ようこそ匠。 (ムリナ、唱えごとを締めくくる) Mu: 皆様方、どうかここで7と70の扉をお開きください。そしてまたあなたの場所にお戻りください。私はあなたにこの上なく素晴らしく調えて差し上げるでしょう。隣人なるご主人の皆様。そしてまた、友であり、キョウダイであり、アマニ(amani「平安」ムリナ氏の施術名)である私が、正しく調えて差し上げます。ですから今は、どうか開いてください。ここで7と70の扉をお開きください。 (ムリナの唱えごと終了) Mu: さあさあ、カヤンバを続行してください。
5361 (キツィンバカジ(chitsimbakazi78)の歌1) (solo)
お母さんに呼ばれています 私はランギの後を追う ランギに会いに行くわ、ムイェムイェおばさん186 私には仕事がいっぱいある 私は池に足を踏み入れなくては 嫉妬する人は放っておきましょう 荒蕪地に仕事を見に行きます (chorus) 私はランギの後を追う、ヘエエ お母さんランギはどんな色、ヘエ、ムイェムイェ 私には仕事がいっぱいある 池に足を踏み入れなくては 嫉妬する人は掘っておきましょう 私は荒蕪地に仕事を見に行きます
5362 (キツィンバカジ(chitsimbakazi78)の歌2) (solo)
キツィンバカジは元気ですか、あの人は? ムブワ母系クラン187は紛争慣れしている 言い合いは厄介 ヒツジ(ng'onzi188)を出せと言われたよ、ウェー、ラッパ(nzumari)、私は姦通賠償(malu191)を支払いましょう 病気は、ムルングの病気です (chorus) キツィンバカジ、さあ、ウェー ムブワ母系クランは紛争慣れしている 言い合いは厄介 ヒツジが必要だと言われたよ、ウェー 我が子、私は姦通賠償をだせってさ 病気は、ムルングの病気です。
5363 (キツィンバカジ(chitsimbakazi78)の歌3) (solo)
キツィンバカジ、ムルング、さあ ムルングは池に何かをもっている、ウェー 私は苛められました、ンダワお母さん、ウェー ムルングにお祈りします 雨が降ったら、おんぶし合いましょう (chorus) キツィンバカジ、ムルングは池に何かをもっている、ウェー 私は苛められました、ンダワさん、ウェー 今は私のムルングにお祈りします ムルングは池になにかをもっている、ウェー 私は苛められました、ンダワさん、ウェー ムルングにお祈りします 雨が降ったら、おんぶし合いましょう
5364 (キツィンバカジ(chitsimbakazi78)の歌4) (solo)
あなたは私に言った 治りなさい 私は池でンゴマを打ってもらいました ウェー、我が子よ治りなさいな あなたに何の言うことがあるの? (chorus) ヘエエ、私はあなたがたに言いました、ウェー あなたは池でンゴマを打ってもらいました、ウェー 我が子よ、治りなさいな あなたに何の言うことがあるの?
Mwanakombo(Mk): マサイの歌を打ってくださいな Man: マサイ? Mk: そうよ。 Man: そらごらん。そうした方がいいよ、御婦人。もう、おれたち疲れちゃったんだよ、御婦人。わかるね。 Man2: そんな風に注文してくれるムウェレはいいね。 Man3: なんと俺たちバッタを圧し潰すところだよ... Man1: マサイの歌はまだだね。じゃあ、マサイ行こう。 (曲名をクリックすると、その歌詞の和訳に飛びます。戻りはブラウザの戻りボタンで) 憑依霊マサイ人の歌1 kusuka 憑依霊マサイ人の歌2 kusuka 憑依霊マサイ人の歌3 kusuka 憑依霊マサイ人の歌4 kutsanganya 憑依霊マサイ人の歌5 kutsanganya 憑依霊マサイ人の歌6 kutsanganya 憑依霊マサイ人の歌7 kutsanganya 憑依霊マサイ人の歌8 kutsanganya 憑依霊マサイ人の歌9 kubita 憑依霊サンバラ人の歌1 kusuka 憑依霊サンバラ人の歌2 kubita 憑依霊サンバラ人の歌3 kubita 憑依霊サンバラ人の歌4 kubita 憑依霊サンバラ人の歌5 kubita ジネ・ムァンガの歌 憑依霊クァビ人の歌1 kutsanganya 憑依霊クァビ人の歌2 kutsanganya
Man: お前さん、ゴジャマを。その次はシェラだ。 Mawaya(Maw): 私はこんなふうな(演奏してほしい曲を指定してくれる)御婦人がいいね。本当のところ。 Man: (スワヒリ語で)降りておいで、降りておいで。 (ゴジャマの歌、演奏開始。ムァナコンボは憑依状態になり、自分の子供を追いかけ回す。チャリがカヤンバの場に呼び戻される。) ゴジャマの歌1 kutsanganya ゴジャマの歌2 kutsanganya (その後、シェラと憑依霊ディゴ人、憑依霊ドゥルマ人が演奏された。憑依霊ドゥルマ人ではムァナコンボは激しい憑依状態になり、チャリが彼女に対して唱えごとをした) シェラの歌1 シェラの歌2 シェラの歌3 憑依霊ディゴ人の歌1 憑依霊ディゴ人の歌2 憑依霊ディゴ人の歌3 憑依霊ドゥルマ人の歌1 憑依霊ドゥルマ人の歌2 憑依霊ドゥルマ人の歌3 憑依霊ドゥルマ人の歌4 憑依霊ドゥルマ人の歌5 憑依霊ドゥルマ人の歌6
5366 (憑依霊マサイ人の歌1 kusuka) (solo)
マランザがやって来た、(詰めかける)大勢の人々192 洞窟に私はやって来た 憑依霊 寝ている者は 解きほどかれる お母さん、(詰めかける)大勢の人々 私はやって来て、泣き、(しばし)泣き止んだ ハヨー、ウェー、私にウシを数えさせて あのマランザがやって来た、(詰めかける)大勢の人々 洞窟に私はやって来た、憑依霊 寝ている者は 解きほどかれる お母さん、(詰めかける)大勢の人々 私はやって来て、泣き、そして(しばし)泣き止んだ (chorus) 彼らはやって来た、心に、私にウシを数えさせて あのマランザがやって来た、(詰めかける)大勢の人々 洞窟に私はやって来た、憑依霊 私は憑依霊を追ってきた、(詰めかける)大勢のマサイ (solo) 私にウシを数えさせて あのマランザがやって来た、(詰めかける)大勢の人々 私は来て、ひとしきり泣き、泣き止んだ 寝ている者は 解きほどかれる お母さん、(詰めかける)大勢の人々 私は来て、ひとしきり泣き、泣き止んだ (chorus) アア、ヘエエ、私にウシを数えさせて あのマランザがやって来た、(詰めかける)大勢の人々 洞窟に私はやって来た、憑依霊 (詰めかける)大勢の人々 私は来て、ひとしきり泣き、泣き止んだ (合唱、このフレーズを繰り返す) (solo) マサイの たくさんの池(ziya ra mange)がやって来る 私はやって来た、私に布を寄付してくださいな マランザは帰っていくよ、ウェー たくさんの池 私はやって来た、私に布を寄付してください
5367 (憑依霊マサイ人の歌2 kusuka) (solo)
私はお父さんに呼ばれています。ウシを放牧しておいでと。 私はお母さんに呼ばれています。来てウシを数えなさいと。 私は姉妹に呼ばれています。法を裁きなさいと 私はお母さんに呼ばれています、友よ。舷外浮材付きの小舟193の水を飲んでおいでと。 (chorus) 私はお父さんに呼ばれています。ウシを放牧しておいでと。 私はお母さんに呼ばれています。ウシを数えておいでと。 私はお父さんに呼ばれています。法を裁きなさいと 私はお母さんに呼ばれています、友よ。舷外浮材付きの小舟193の水を飲んでおいでと。 (solo) ホー、ウェー、私はお父さんに呼ばれています。ウシの乳を絞っておいでと。 私はお母さんに呼ばれています。そう。ウシを放牧しておいでと。 私は姉妹に呼ばれています。法を裁きなさいと。 私はお母さんに呼ばれています。ンゲレンゲ194の水を飲みなさいと。 (chorus) ドスン、ドスン、私はお父さんに呼ばれています。ウシを放牧しておいでと。 私はお母さんに呼ばれています。ウシを数えておいでと。 私はお父さんに呼ばれています。法を裁きなさいと 私はお母さんに呼ばれています。ンゲレンゲの水を飲みなさいと。
5368 (憑依霊マサイ人の歌3 kusuka) (solo)
内陸部の連中には欠点がある、ヘエエ 欠点がある、ホーイェ、ウェー、ヘー 行きましょう、でも内陸部から来たあなた方には欠点がある、ねー なんと、ホォー、(預言者の)書 被造物人間、ビョー 道を閉ざされた者は、開放されます、ウェー、ンダワよ(人名) 内陸部に行く連中には欠点がある ムヮマディ、書、被造物人間、ウェー 縛られた者は、解かれます、ンダワよ 内陸部に行く連中には欠点がある 内陸部の連中には欠点がある、ヘエエ 欠点があるよ、ホーイェ 問題ありません 内陸部から来たあなた方には欠点がある (chorus) 内陸部の連中には欠点がある、ヘエエ 欠点がある、ホーイェ、ウェー 内陸部から来たあなた方には欠点がある 内陸部の連中には欠点がある 欠点がある、ホーイェ、ウェー 内陸部から来たあなた方には欠点がある 神の書、被造物人間、ビョー、ンダワよ 縛られた者は、解きほどかれます、ンダワよ 内陸部に行く人には欠点がある 内陸部の連中には欠点がある、ヘエエ 欠点があるよ、ホーイェ 問題ありません 内陸部から来た連中には欠点がある (solo) 神の書、被造物人間、ビョー 彼らには欠点がある 縛られた者は解きほどかれます、ビョー、ンダワよ 縛られた者は解きほどかれます、ンダワよ 内陸部から来た者には欠点がある (chorus) 内陸部の連中には欠点がある 彼らには欠点がある、ホーイェ 内陸部から来た者には欠点がある
5369 (憑依霊マサイ人の歌4 kutsanganya) (solo)
内陸部でウシを放牧しておいで、さあ行きましょう、ウェー、ハイェ、ウェー 内陸部でウシを放牧しておいで (chorus) 内陸部でウシを放牧しておいで、さあ行きましょう、ウェー、ハイェ、ウェー 内陸部でウシを放牧しておいで
5370 (憑依霊マサイ人の歌5 kutsanganya) (solo)
私はウシの数を数えます、トンボの子供 私はウシの数を数えます、睡蓮の池 私はウシの数を数えます、ヘー、トンボ 私はお父さんに言われました。ウシの数を数えろと。 (chorus) 私はウシの数を数えます、トンボの子供 私はウシの数を数えます、睡蓮の池 私は苦しい、ヘー、トンボ どうして未亡人結婚しないといけないの195 (solo) 私はウシの数を数えます、トンボの子供 私はウシの数を数えます、睡蓮の池 私はウシの数を数えます、ヘー、トンボ 私はお父さんに言われました。ウシの数を数えろと。 (chorus) 私はウシの数を数えます、トンボの子供 私はウシの数を数えます、睡蓮の池 私は苦しい、ヘー、トンボ どうして未亡人結婚しないといけないの195 (solo) ホォオ 内陸部 ホォウェ (chorus) ハヤ、ウェー (solo) 内陸部、ホォワー (chorus) ハヤ、ウェー
5371 (憑依霊マサイ人の歌6 kutsanganya) (solo)
ハーイェ、ライオン そいつ、ライオンが唸り声を立てている (chorus) 落ち着いて、闘い 問題を打倒し、打倒した ライオンは唸り声を立てている 落ち着いて、闘い (solo) ホーウェー、落ち着いて、お母さん この世には多くのことがある 我が子の嫁は、サメ(papa)とマダラトビエイ(chipungu)を常食196 ホーウェー、お母さん、ヘエエ、お母さん この世には多くのことがある 前からあなた方は私の娘を娶りたいと言っている まだ気が変わっていないかな ライオン、お父さん、あのライオンは唸り声を立てている (chorus) ハヤ、闘い、ウェー 問題を打倒し、打倒した ライオンは唸り声を立てている 落ち着いて、闘い
5372 (憑依霊マサイ人の歌7 kutsanganya) (solo)
いらっしゃい、家では争い、ウェー お母さん、ウェー、あなたには多くの問題がある、ウェー、ムァマディってば 今日は、争い 今日は、争い おじゃまします、なるほど争いだね お母さん、ウェー、あなたには多くの問題がある、ウェー、夫のキョウダイ、いいえ 今日は、独身男たちの争い (chorus) 今日は争い、おじゃまします、今日は争い お母さん、ウェー、あなたには多くの問題がある、ウェー、夫のキョウダイよ、今日は争い 今日は争い、おじゃまします、なるほど争い お母さん、ウェー、あなたには多くの問題がある、ウェー、夫のキョウダイよ 今日は、独身男たちの争い
5373 (憑依霊マサイ人の歌8 kutsanganya) (solo)
内陸でウシを追ってこい、マサイ、ウェー、ホーウェ 内陸でウシを追ってこい (chorus) ウシを追ってこい、行きましょう、ウェー、ホーウェ 内陸でウシを追ってこい (以上、何度も繰り返す)
5374 (憑依霊マサイ人の歌9 kubit'a) (solo)
ハーイェ、ハーイェ、ウェー、マサイが帰ってくる 彼に癒やしの術のンゴマを打ってあげて マサイが帰ってくる マサイが帰ってくる 彼が癒やしの術のンゴマを打ってもらえますように (chorus) ハーイェ、ヘー、ハーイェ、ウェー、マサイが帰ってくる 癒やしの術のンゴマを打ってもらった マサイが帰ってくる マサイが帰ってくる 癒やしの術のンゴマを打ってもらった (solo) ハーイェ、ホーウェ、ウェー、マサイが帰ってくる 癒やしの術のンゴマを打ってもらった おじゃまします、帰ってくる、マサイが帰ってくる 癒やしの術のンゴマを打ってもらった
5375 (憑依霊サンバラ人の歌1 kusuka) (solo)
サンバラ人は嘆き サンバラ人の場所の施術師、ウェー 癒やしの術をより強力に(zumira uganga198) サンバラ人、ヘエエ、お母さん 私はサンバラ人の場所に呼ばれています、ウェー 行って癒やしの術をより強めておいで もしあなたがディゴ(の土地)に嫁いだら、あなたは多くのディゴ人たちに食べられる もしゾンボ(Dzombo199)に嫁げば、あなたはドゥルマ人たちに食べられる サンバラ人はどうしたの?嘆き サンバラ人の場所の施術師、ウェー 癒やしの術をより強力に (chorus) サンバラ人、この言葉、あなたはサンバラ人の場所に呼ばれています、ウェー 行って癒やしの術を受け入れておいで サンバラ人、この言葉、あなたはサンバラ人の場所に呼ばれています 行って癒やしの術をより強めておいで ディゴに嫁いだら、あなたはたくさんの人に娶られます ゾンボに嫁いだら、あなたはドゥルマ人たちに娶られます サンバラ人、この言葉 サンバラ人の場所の施術師、ウェー、癒やしの術をより強力に
5376 (憑依霊サンバラ人の歌2 kubit'a) (solo)
続けていきます。私は言われました。癒やしの術の仕事を続けていけと200。 サンバラ人、さあ、私は続けていきます。癒やしの術をずっと続けていきます。 私は言われました。私は癒やしの術の仕事を続けていきます。 サンバラ人、さあ、私は続けていきます。癒やしの術をずっと続けていきます。 (chorus) サンバラ人、私は言われました。私は癒やしの術の仕事を続けていきます サンバラ人、さあ、私は続けていきます。癒やしの術をずっと続けていきます。 サンバラ人、私は癒やしの術の仕事を続けていきます。 サンバラ人、さあ、私は続けていきます。癒やしの術をずっと続けていきます。
5377 (憑依霊サンバラ人の歌3) (solo)
大きな池にはワニがいる お母さんに言われました。水浴びしておいでと。 ハーイェ、お母さん、お母さんに言われました。水浴びしておいでと。 なんと、池にはワニがいる お母さんに言われました。水浴びしておいでと、ホーワ お母さん、お母さんに言われました。水浴びしておいでと。 (chorus) 水浴びしておいで。大きな池にはワニがいる。 お母さんに言われました。ハーイェ、お母さん。 お母さんに水浴びしておいでと言われました。 何と、池にはワニがいる。 お母さんに言われました。水浴びしておいでと、ホーウェ、お母さん お母さんに水浴びしておいでと言われました。
5378 (憑依霊サンバラ人の歌4) (solo)
サンバラ人、太鼓を演奏しなさい、お母さん、ウェー ヨーヨー、あなたは太鼓を演奏しにやって来た、お母さん サンバラ人、問題はありません、お母さん、ウェー サンバラ人、太鼓を演奏しなさい、お母さん、癒やしの術の太鼓を。
5379 (憑依霊サンバラ人の歌5) (solo)
ホーウェ、家、ウェー、家 家の癒やしの術 家がなくなってしまいました 家の癒やしの術について尋ねておいで (chorus) ホーウェ、家、ウェー、家 家の癒やしの術 家がなくなってしまいました 家の癒やしの術について尋ねておいで
5380 (ジネ・ムァンガの歌1) (solo)
ジネ・ムヮンガ、ジネ・ムヮンガ、ウェー 睡蓮子神は眠らない、癒やしの術の夜 睡蓮、眠ってもらいました、瓢箪 ご傾聴ください 私の癒やしの術、解けなさい (chorus) ジネ・ムヮンガ、ジネ・ムヮンガ、ウェー 睡蓮子神は眠らない、癒やしの術の夜 睡蓮、眠ってもらいました、瓢箪 ご傾聴ください 私の癒やしの術、解けなさい。
5381 (憑依霊クァビ人の歌1 kutsanganya) (solo)
ハーイェ、私は眠ります、ウェー ハーイェ、私は眠ります、ウェー 昨日私は誓いました。結婚は嫌です。 他人の妻をかどわかしません (chorus) ハーイェ、私は眠ります、ウェー ハーイェ、私は眠ります、ウェー 昨日私は誓いました。結婚は嫌です。 他人の妻をかどわかしません
これはかなり有名な歌なので、多くの人が知っている。ただ残念なことにこのカヤンバではソロ演奏者(歌い手)が独自の歌詞で歌っており、書き起こし担当はソロパートを書き起こせていない。コーラスパートのみ書き起こされている。コーラスパートも有名な歌詞とは少々異なっているのだが、よく知られた歌詞で書き起こされてしまっている。別バージョンで演奏されると、ドゥルマの青年ですら聞き取るのが困難だということ。ましてやワタシにおいておや、で、なんとかスロー再生したりして頑張って書き起こそうとしたが断念。サンプルと思って音響的にお楽しみください。 (参考:別のよく知られたバージョン 5382 (憑依霊クァビ人の歌2 kutsanganya) (solo)
それはなんですか、お母さん、ウェー そいつでは子供は養えない(それは子供の食べ物にはならない) そいつでは子供は養えない、ウェー、そいつでは子供は養えない そいつでは子供は養えない、ウェー、そいつでは子供は養えない そいつでは子供は養えない、ウェー、そいつでは子供は養えない 切り売りの嗜好品では、ウェー、子供は養えない 切り売りの嗜好品では、ウェー、子供は養えない 煎じる嗜好品では、子供は養えない 嗅ぎタバコだよ、お母さん、ウェー (chorus) ホ、ホー (solo) 泣かないで、お母さん、ウェー (chorus) ホ、ホー、マイェー、ウェー、ハー、ホーワー 飢えがそいつを打ち倒す
5383 (ゴジャマの歌1 kutsanganya) (solo)
ホーワー、あなたはゴジャマと呼ばれています どうしたのですか、ウェー あなたは重荷を運んでいる、ゴジャマ どうしたのですか、ウェー あなたは重荷を運んでいる、荒蕪地201にお行きなさい (chorus) ホーウェー、あなたはゴジャマと呼ばれています どうしたのですか、ウェー あなたは重荷を運んでいる どうしたのですか、ウェー あなたは重荷を運んでいる 荒蕪地にお行きなさい (solo) どうしたのですか、ウェー、ゴジャマ導師 どうしたのですか、ウェー あなたは重荷を下ろすでしょう、荒蕪地にお行きなさい ゴジャマ、どうしたのですか あなたは重荷を下ろすでしょう、荒蕪地にお行きなさい (chorus) ホーウェー、ゴジャマ導師、どうしたのですか あなたは重荷を下ろすでしょう 荒蕪地にお行きなさい ゴジャマ導師、どうしたのですか あなたは重荷を下ろすでしょう 荒蕪地にお行きなさい
5384 (ゴジャマの歌2 kutsanganya) (solo)
ゴジャマは食べられません おじゃまします、私はキョウダイのンダワに尋ねます あなた自身、知ることになるでしょうか ゴジャマは食べられないと ゴジャマは食べられないと おじゃまします、私はキョウダイのンダワに尋ねます あなた自身で、知ることになるでしょうか ゴジャマは食べられないと (chorus) ゴジャマは食べられません 私は疲れました、お母さん 私は尋ねます。ヘー、ンダワ、お母さん ゴジャマは食べられません あなたは知ることになるでしょう そのとおり、ゴジャマは食べられません ゴジャマは食べられません、ヘエエ お母さん、私は苛められました、ヘエエ、ンダマ、お母さん 私は尋ね、驚きます、ウェー なんと、ゴジャマは食べられません
(この後、kubit'aのリズムで、ソロ歌手による即興)
たとえ食べられなくても、デンデ 私は不当な扱いを受けています、エエ、デンデ 私は私のを買って、明日それを持って旅にでます、ムヮマディ 泣きやみなさい、ウェー、デンデ あなたは不当な扱いを受けた、エエ、デンデ 問題ありません、あなた友よ、ヘー 行きましょう、あなた、友よ ヘー、行きましょう、あなた友よ ヘー、行きましょう、あなた友よ 私は不当な扱いを受けています、ウェー、ムヮマディ、トウモロコシを取って来ましょう、あなた病人に
5385 (シェラの歌1) (solo)
我が子よ、ウェー 私は求めてやって来ました、我が子よ、ウェー ムベガの毛皮202を、ホーウェ (chorus) 我が子よ、 私は求めてやって来ました、我が子よ、ウェー ムベガの毛皮を、ホーウェ
5386 (シェラの歌2) (solo)
私は道を期待しながら見ています 私は道を期待しながら見ています 私の友人の奥さんが やって来るでしょう、ウェー 鍋を火にかけ 私はカルワさんを待ってます、ハーイェ カルワはやってこないでしょう、ウェー (chorus) お母さん、私は道を期待しながら見ています 道を期待しながら見ています 私の友人の奥さんがやって来るでしょう、ウェー ハーイェ、私は鍋を火にかけて、カルワさんを待ってます、ハーイェ カルワはやってこないでしょう、ウェー (以上、複数回繰り返し)
(以下、何度も何度も繰り返し) (solo)
ホー、私のお仲間たち 私は道でキルワを待ってます、ウェー (chorus) カルワ奥さんはやってこないでしょう、ウェー
5387 (シェラの歌3) (solo)
狂気の女は、ハーイェ、ウェー もうやって来た 私は悲しいよ、仲間のみなさん 彼女はもうやって来た (chorus) 狂気の女は、ハーイェ、ウェー もうやって来た 私は悲しいよ、仲間のみなさん 彼女はもうやって来た
(kubit'a のリズムに移行) (solo)
ハーヤ、私は止まります、ウェー 瓢箪子供、ウェー (chorus) ハーヤ、私は止まります、ウェー 瓢箪子供 (以上何回も繰り返し)
5388 (憑依霊ディゴ人の歌1) (solo)
お母さん、私は自分の布(nguo203)が欲しい、ハーイェ、ウェー 私は自分の布を求めます、ウェー 憑依霊ディゴ人(mudigo)の布を 私の布、ハーイェ、ウェー 私は私の布を求めます、ウェー 憑依霊ディゴ人の布を (chorus) お母さん、私は自分の布がほしい、ハーイェ、ウェー 私は自分の布を求めます、ウェー 憑依霊ディゴ人の布を 私の布、ハーイェ、ウェー 私は私の布を求めます、ウェー 憑依霊ディゴ人の布を
5389 (憑依霊ディゴ人の歌2) (solo)
私は恥をかかされました、私は貧乏人 私は、難儀と貧困に見舞われています 眠るたびに、つつがなきことを祈ります (chorus) 池にはびこる者よ、ウェー (solo) 私は恥をかかされました、私は貧乏人 私は、難儀と貧困に見舞われています 眠るたびに、つつがなきことを祈ります (chorus) あらゆる池にお立ちなさい204
5390 (憑依霊ディゴ人の歌3) (solo)
ヘー、瓢箪、ハーヤ 私は驚いた、ヘー、瓢箪 へー、瓢箪、ヘー 私は驚いた、ヘー、瓢箪 癒やしの仕事にはうんざりです ねえ、仲間の方々、ウェー 仕事は放棄しちゃいます (chorus) ヘー、瓢箪、ハーイェ 私は驚いた、ヘー、瓢箪 ヘー、瓢箪、ヘー 私は驚いた、ヘー、瓢箪 癒やしのしごとにはうんざりです ねえ、仲間の方々 癒やしの術を私は捨てます 私は疲れました
5391 (憑依霊ドゥルマ人の歌1) (solo)
ホーウェ、私は去ります、ウェー、お母さん、ウェーホーウェ ホーウェ、私は去って、荒蕪地に行きます カシディ(kasidi69)の太鼓を叩いてもらいに、ホーウェ 私は去って、荒蕪地に行きます (chorus) ホーウェ、私は去ります、ウェー、お母さん、ウェーホーウェ ホーウェ、私は去ります、ウェー、お母さん ホーウェ、私は去ります、私 カシディの太鼓を叩いてもらいます、ホーウェ 私は去って、荒蕪地に行きます
5392 (憑依霊ドゥルマ人の歌2) (solo)
曲作りを知らない人、歌を見にやってこさせましょう ほら、憑依霊ドゥルマ人が到来します (chorus) 曲作りを知らない人、歌を見にやってこさせましょう ほら、憑依霊ドゥルマ人が見ています
5393 (憑依霊ドゥルマ人の歌3) (solo)
私たちの出身地(家)に行きましょう、お母さんドゥルマ人 私たちの出身地(家)にいきましょう すだれ寝台205の婚姻 (chorus) 私たちの出身地(家)に行きましょう 内陸部の私たちの出身地(家)に行きましょう 私たちの出身地(家)にいきましょう すだれ寝台の婚姻
5394 (憑依霊ドゥルマ人の歌4) (solo)
私はカルメンガラ(kalumengala68)と言われる お前たち、どうしたんだ、ウェー? 癒やしの仕事、私は疲れた 私は太鼓を演奏する お前たち、どうしんたんだ、ウェー? 癒やしの仕事、私は疲れたよ、それで。 (chorus) 私はカルメンガラと言われる あなた方どうしたんですか、ウェー 癒やしの仕事、私は疲れました カルメンガラ、あなた方どうしたんですか、ウェー 癒やしの仕事、私は疲れました、それで。
5395 (憑依霊ドゥルマ人の歌5) (solo)
子供ドゥルマ、私を憎む 施術師ドゥルマ、癒やしの仕事を憎む ドゥルマ人、ヘエー、石臼で粉挽き、こちらでは搗き臼で搗く 問題有りません 癒やしの仕事を憎んでいる ドゥルマ人、ヘエー 石臼で粉挽き、こちらでは搗き臼で搗く (chorus) 子供ドゥルマ、私を憎む 施術師ドゥルマ、癒やしの仕事を憎む ドゥルマ人、ヘエー、石臼で粉挽き、こちらで搗き臼で搗く 太陽があの辺り 癒やしの仕事を憎んでいる ドゥルマ人、ヘエー 石臼で粉挽き、こちらで搗き臼で搗く
5396 (憑依霊ドゥルマ人の歌6) (solo)
私は私のトウモロコシを粉に挽く、ハーイェ ヘー、ムルング キジ(女性の名前)を娶ったのは誰? ウェー、客人が来たら、ワリ(wari197)を作ってあげなさい (chorus) 私は私のトウモロコシを粉に挽く、ハーイェ ヘー、ムルング キジ(女性の名前)を娶ったのは誰? ウェー、客人が来たら、ワリ(wari197)を作ってあげなさい
私は私のトウモロコシを粉に挽く、ハーイェ ヘー、ムルング キジ(女性の名前)を娶ったのは誰? ウェー、客人が来たら、ワリ(wari197)を作ってあげなさい
5397 (憑依霊ドゥルマ人の歌6が演奏される中、憑依霊ドゥルマ人に激しく憑依されたムァナコンボに対して、チャリは唱えごとをはじめる。唱えごとの前半はカヤンバの音のため、書き起こしは不可能、唱えごとはドゥルマ人の歌7,8の間も続く。)
Chari(C): ...人間、もしあなたがその腹をこんな風に膨らませてしまったとしたら、果たして健康だと言えますか?何がご不満なのですか?あなたが何を要望し、それを拒まれたというのですか?ドゥルマ人は遠慮しないというじゃないですか。そうじゃないなら、いったい何者なのですか?私は、あなたがただ好きでした。来て、あなたに尋ねたいだけです。なぜなら、私たちは病気を見ているのですが、その病気がどこから出てきたのかを知らないのです。あなたこそが、これらの問題の張本人なのですか?それとも誰なのですか?もしあなたなのでしたら、言ってください。もし、あいつらイスラム系の奴らだというのなら、私に告げてください。誰なんですか、お母さん。ああ、あなたなんだ!あなたなんだ!はあ、では、私の道具を取って来ましょう。自分で取ってきますとも。さらに自分で浴びますよ。あなた、あなた、あなたは奴らイスラムの連中を放置したので、奴らは身体に腰を下ろしてしまった。さて、御覧なさい。あなたはイスラムの連中に負けちゃったんですよ、あなた。あなたこそ、このお腹を膨らませてしまった人なのに、あなた。はあ、ドゥルマ人が遠慮したりするんですか?あなたのせいなのですか、私の友よ。あなたは何を調えてもらいたいんですか?鍋が欲しいのですか?ええ、あなた?もう、あなたは私の友だちじゃあ、ありません、あなた。 (チャリの唱えごとに対するムァナコンボの反応ははっきりしない。) 憑依霊ドゥルマ人の歌6 憑依霊ドゥルマ人の歌7 憑依霊ドゥルマ人の歌8 憑依霊ドゥルマ人の歌9
Chari(C): あなた、私はあなたに水をあげましたよ、まるで、あなた...でも、あなたは嫌なんですね、まったく。あなたは、遠いところからやってきた連中に、いいようにされていますよ。あの大きな家(モンバサのアラブ人、スワヒリ人が住んでいるような)の連中。あなたは分別をそいつらに乱されてるんですよ。あの碌でもない奴らに、あなた。... (憑依霊ドゥルマ人の歌9終了) Woman: みんな、こうしてFord206みたいなものに、乱されてるのよ、Kanu207じゃなくて。(冗談) Man: DP208によって乱されているんじゃないの?(冗談) Woman: DPに乱されているのよ、Fordじゃないわ。(冗談) Man: 真実の政党と、虚偽の政党。(冗談) Chari(C): ところで、子供たち。あれらの憑依霊、あれら、彼らの歌も打ってたら、日が暮れちゃうわ。私たちをここに導いたその仕事(クズザのこと)をしましょうよ。祝福ってことなら、一人ひとり(憑依霊)に与えたわ。憑依霊の数にはきりがないけど、でも、彼らには与えたわ。やって来たら、すぐに施術師を座らせて(施術師に対してカヤンバを打ち)、即クズザに出発なんていうクズザのカヤンバなんてある?でもこの人(憑依霊ドゥルマ人)も何を受け取りましたか? Mawaya(Maw): 祝福を受け取りました。 C: じゃあ、行きましょう。施術師(自分のこと)を連れてきて、座らせましょう(冗談)。 Maw: じゃあ、その施術師を探してきましょう(冗談)。 C: その人を座らせましょう。 Maw: その人は近くにいるのかな?(冗談) C: はあ、行きましょう。もう行きましょうってば。 Maw: 行きましょう、行きましょう、行きましょう。施術師を探してきて、泣かせてしまいましょう。(冗談) (人々、クズザにとりかかる) (「地面のキザ」の前に座り、チャリ、歌を先導する、占いを司るピニの歌) ピニの歌 (チャリ、しきりと大きなため息 Hofwi hofwi。と叫び声) (ライカの歌1とともに蝿追いハタキをもって立ち上がり、火渡り) ライカの歌1
(準備作業ののち、人々チャリを先頭に出発。)
5399 (憑依霊ドゥルマ人の歌7) (solo)
ハーイェ、じゃあ、あなたは誰にしてもらえるのですか、お母さん あなたはまだ小さい 誰にしてもらえるのですか、タブ(tabu209) あなたは困難に見舞われます 誰にしてもらえるのですか、タブ あなたはまだ小さい 誰にしてもらえるのですか、タブ (chorus) ハーイェ、じゃあ、あなたは誰にしてもらえるのですか、お母さん あなたはまだ小さい あなたは誰にしてもらえるのですか、キョウダイ 私は困難に見舞われました あなたは誰にしてもらえるのですか、タブ あなたはまだ小さい あなたは誰にしてもらえるのですか、タブ (solo) 私は癒やしの術をほどきます、私、あなた方の仲間 心はびっくりしました、ウェー 私は癒やしの術をほどきます、タブ、貧乏人 誰にしてもらえるのですか 私はまだ小さい、私は誰にしてもらえるのですか、タブ (chorus) ハーイェ、じゃあ、あなたは誰にしてもらえるのですか、お母さん あなたはまだ小さい あなたは誰にしてもらえるのですか、キョウダイ 私は困難に見舞われました あなたは誰にしてもらえるのですか、タブ あなたはまだ小さい あなたは誰にしてもらえるのですか、タブ
(歌に被せるようにチャリの憑依霊ドゥルマ人に対する語りかけがなされる)
5400 (憑依霊ドゥルマ人の歌8) (solo)
困窮者ドゥルマ人、ヘー、ドゥルマ人、踊りなさい 私に恥をかかせないで、ドゥルマ人、踊りなさい 夜が明けました (chorus) ドゥルマ人、ハーイェ、ドゥルマ人、もういい、夜が明けた 恥を知りなさい、ドゥルマ人、ヘー、ドゥルマ人 もういい、夜が明けた 肉、5セント硬貨(gbwengbwele210) (solo) 施術師ドゥルマ人、ヘー、ドゥルマ人、踊りなさい、夜が明けた 私に恥をかかせないで ドゥルマ人、踊りなさい、夜が明けた 私は私の布が欲しい (chorus) 施術師ドゥルマ人、ヘー、ドゥルマ人、踊りなさい、夜が明けた 私に恥をかかせないで ドゥルマ人、ヘー、ドゥルマ人 踊りなさい、夜が明けた 小さい肉、5セント硬貨
(歌に被せるようにチャリの憑依霊ドゥルマ人に対する語りかけがなされる)
5401 (憑依霊ドゥルマ人の歌9) (solo)
ドゥルマ人、私は貶められています、お母さん 施術師ドゥルマ人、惨めな暮らしに慣れています、お母さん、ホー 私の仕事です、友よ 私には、なんの喜びもありません (chorus) ドゥルマ人、私は貶められています、お母さん 調べてごらん、ドゥルマ人、惨めな暮らしに慣れています、お母さん、ホー 私の仕事です、友よ 私には、喜びはありません、私はさまよい歩いています
(憑依霊ドゥルマ人の最後の歌。ムァナコンボ、沈静化し、チャリはクズザに取り掛かるよう人々に告げる)
5402 (ピニの歌) (solo=Chari)
ヨーヨー、彼らは惨めな暮らしをしている、ウェー、我が子さえも、いなくなる、ウェー お母さん、ママ、私の子供がいなくなる、ウェー (chorus) お母さん、惨めな暮らしをしている、ウェー、お母さん、私の子供もいなくなる、ウェー あなたたちはそんな具合に生まれたの、ウェー あなたたちはそれらを終わりにする
5403 (ライカの歌1) (solo)
お母さん、私は独り ウェー、私の池 ウェー、池 私は困難に見舞われた、ヘー 私の池 ウェー、池 (chorus) ホー、ライカ ホー、ライカ、私の池 ウェー、池 私は困難に見舞われた、ヘー 私の池 ウェー、池
(チャリ大きなため息を何度もつき、叫び声もあげる) (この後、クズザ(maironi143)に出発)
5404 (ライカの歌2) (solo: チャリが歌を先導)
私は泣いています、お母さんのところに行きます お母さん、ゆらゆら、ホーウェ、解きほどかれなさい、ウェー、お母さん 私は病人として来ませんでした、ホー 解きほどかれなさい、ウェー、お母さん (chorus) 私は泣いています、お母さんのところに行きます chiyumbe ホーウェ、解きほどかれなさい、ウェー、お母さん 私は病人として来ませんでした、ホー 解きほどかれなさい、ウェー、お母さん
5405 (クズザから屋敷に帰って、小屋の中でのキブリ戻しの一連の手続き) (チャリが先導しカヤンバ演奏抜きの歌が歌われる中、4人の子どもによって患者の身体の各部に瓢箪の中身の薬が擦り込まれる) ライカの歌2 最後にチャリの次女 Muchenzalaがngata38を患者に渡す)
Chari(C): で、「この子ですよ」(と言いなさいね)。後ろ向きでね、でも。 Murina(Mu): もう彼女を呼びなさい。 C: ムァナコンボというだけよ。 Muchenzala(Mn): ムァナコンボ! Mwanakombo(Mk): ええ? Mu: 彼女は目をつぶっている。お前は、こんな風にまっすぐに立つ。その後で、お前は彼女に与えるんだ、後ろ向きにね。 C: こんなふうに与えるんだよ。そして彼女に言うのよ。「この子よ、この子よ、この子を握って」ってね。 Mu: お前の両手を完全に後ろに突き出す(字義通りには「追い越させる」)んだよ。さあ、呼んで。三回呼ぶんだよ。 Mn: ムァナコンボ!ムァナコンボ! Mu: あともう一回呼んで。 Mn: ムァナコンボ! Mk: ええ? Mn: この子だよ、この子だよ、子供をつかみなさい。 C: はあ、向き直って、あなたが彼女に結んであげてね。 Woman: 向き直って、(ンガタを彼女の腕に)結んであげるのよ。 Man: ええぇ。どうして彼女(ムァナコンボ)は(ンガタを)握らなかったんだい? Mu: 結びなさいな。 C: (直前の男性からの問いに応えて)ちゃんと握ったわよ。 Man: ああそう。 Woman: ムチェンザラは、小さい女の子みたいに、呼ぶのね。呼ぶのなら... Man: いや、ここは施術の場なんだから。
5406 (締めくくりの唱えごと)
Chari(C): ビスミラーイ・ラフマーニ・ラヒーム....211。ううむ。さてどうかおだやかに、世界の住人の皆様。世界の住人の皆様、私はこのような時間にお話することもなかったでしょうに。私がお話するとすれば、私はムァナコンボのためにお話するのです。ムァナコンボはその父と母から生まれました。生まれた時には、ムルングの被造物、ムルングの人間でした。でもひどい目に遭っています。しかしながら、私たちは私たちの知っていることをいたしました。それがしっかりと捕まえるよう欲します。 Murina(Mu): 牧童たちは放牧に出かけたのかい? Woman: ここにいるよ。一人はあそこにほら、いるじゃない。 Mu: じゃあ、彼らにヤギを外に出しにいかせてよ。 Chari: さて、皆さま、どうかおだやかに。私は皆様にお祈りいたします。北の皆さま(a kpwa vuri)に、南(a kpwa mwaka)の皆さまに、東の皆さま(a mulairo wa dzuwa)に、西の皆さま(a mutserero wa dzuwa)に、ブグブグ(bugubugu212)の方々、ニェンゼの小池213の方々に。私はお祈りいたします。子神ドゥガ(mwanaduga214)、子神トロ(mwanatoro148)、子神マユンゲ(mwanamayunge215)、子神ムカンガガ(mwanamukangaga159)、キンビカヤ(chimbikaya216)、あなたがた池を蹂躙する皆さまに。あなた子神ムルング・マレラ(mwanamulungu marera156)、そして子神サンバラ人(mwana musambala131)とともにおられる子神ムルングジ(mwanamulungu mulunguzi217)に。私はお祈りいたします。ジャビジャビ(Jabijabi218)の池の方がた。ングラとングラ(ngura na ngura219)、お母さんの場所ゾンボ(Dzombo199)の方々。サンブル(Samburu、地名220)は、ムガマーニ(Mugamani221)で争っておられる皆さま。ンディマ(ndima222)を見ようと、皆さまが家に帰ると、なんとポングェのカヤ(kaya Pongbwe223)が壊されている。それは皆さまがた(憑依霊の皆さま)のせいだというのです。皆さまどうかおだやかに。
5407 (唱えごとの続き)
Chari(C): さて、私は皆さま方にお静まりくださいと申します。あなたムルング子神、それに続いておられるペーポー子神(mwana p'ep'o)、バラワ人(mubarawa224)、サンズア(sanzua137)、バルーチ人(bulushi225)、クヮビ人(mukpwaphi132)、天空のキツィンバカジ(chitsimbakazi cha mbinguni78)、池のキツィンバカジ(chitsimbakaza cha ziyani)、地下のペーポーコマ(p'ep'o k'oma226)、あなたガラ人(mugala230)、ボニ人(muboni231)、ダハロ人(mudahalo232)、コロンゴ人(mukorongo233)、あなたコロメア人(mukoromea235)。ドゥングマレ(dungumale49)、ジム(zimu238)、キズカ(chizuka239)、スンドゥジ(sunduzi229)、ドエ人(mudoe189)。ドエ人、またの名をムリマンガオ(murimangao240)。あなた奴隷(mutumwa241)、またの名をンギンドゥ人(mungindo234)。 皆さまのあいだには、あなたデナ(dena95)とニャリ(nyari96)、キユガアガンガ(chiyugaaganga247)、ルキ(luki248)、ムビリキモ(mbilichimo71)、カレ(kare249)とガーシャ(gasha250)、レロニレロ(rero ni rero73)、あなたマンダノ(mandano72)、あなたプンガヘワ(pungahewa251)。あなたディゴ人(mudigo)もおられます。ともにおられるあなたイキリク(100)、あなたジネ・バラ・ワ・キマサイ(jine bara wa chimasai129)、あなたゴロゴシ(gologoshi252)またの名をンガイ(ngai253)、ンガイまたの名をカンバ人(mukamba254)、カヴィロンド人(mukavirondo237)、マウィヤ人(mawiya46)、ナンディ人(munandi236)、ムマニェマ人(mumanyema255)。皆さま方におしずまりくださいと申します。 私はおしずまりくださいと申します。あなたライカ・ムェンド(laika mwendo83)、風とともに進むライカ(laika mwenda na upepo)、ライカ・キブェンゴ(laika chibwengo256)、ライカ・ムカンガガ(laika mukangaga159)。あなた方にお静まりくださいと申します。この鶏、これはライカの鶏です。私たちはライカのキブリを戻しました。あなたライカ・ムズカ(laika muzuka79)、ライカ・ムバワ(laika mbawa92)もいます、ライカ・キディディマ(laika chididima)もいます、ライカ・ムクシ(laika mukusi84)もいます、ライカ・マジャロ(laika majaro257)もいます。今、今日、私どもはライカのご馳走(karamu258)を差し出しました。この鶏、これは、私はこれが産むことを望みます。この鶏、これはライカの(ライカのために取り置かれた)鶏、出産してもらいたい鶏です。もしその鶏が仔を産み、十分な数になったとわかれば、所有者は物を買います。布(nguo203)も買えます。果てはヤギを買うにも十分な数にもなります。もともとは私は無一文だったのに。この鶏、この者がそうでありますように。そしてこの鶏、これを大切に、上々にお見守りください。この鶏が(鶏を襲って奪う)獣と出会うことのないように、どこからやって来た獣であれ、獣がこの鶏に会うことのないように。どうか御主人様!
「嗅ぎ出し」つまりクズザ(ku-zuza)の施術は、スペクタクル的要素に溢れているが、言語的データの収集はあまり期待できない施術である。まあ、それは私の超「控え目」な性格から来る部分もあるのだが、水の中にザブザブ入り込んで、そこでの鶏やキリャンゴーナ(chiryangona175)に対する作業や唱えごとを記録・録音したり、写真におさめたりする気にはちょっとなれず、他の見物人たちとともに遠巻きに見ているだけだったり、盛大に水(泥混じりの薬液)をぶちまけたり、水を跳ね飛ばしたりする小屋の中での作業も、やはり遠巻きに見ているだけのことが多かったというのもある。おまけに窓のないドゥルマの小屋の暗がりの中では、よほど近づかないとそこでどんな作業が行われているかまではわからず(気が変になってしまいそうなカヤンバの騒音のなかでは録音作業は遠巻きだとほぼ無意味だし、写真撮影は、ストロボを発光させると霊が怒るとか、踊らなくなるとか言われて通常は許可されない、というか初期の調査ではそのせいで人々の怒りを買ってしまい何度かトラブルになった)で、勢い事前・事後に施術師や参加者から解説してもらうのに頼るしかなかった。言い訳がましくて申し訳ないですが。
今回も、私の控え目さは相変わらず全開ではあったが、チャリたちの「治療上の子供たち(ana a chiganga5)」内部の内輪の施術であったため、珍しく屋内でのストロボによる写真撮影もOKという、極めて特例の機会となった259。そのわりには、なんだかワケのわからない写真ばかりなのは、私の腕のせいなので、どうしようもない。
という訳で、この事例は「嗅ぎ出し」の概説で述べたプロセスの詳細が一番よくわかる事例になっていると思う。
冒頭のたまたま録音されていたやりとりは、このカヤンバが気心のしれた仲間内のものであることを物語っていると言えるかも知れない。若干緊張感を欠いているが、カヤンバ開始に向けての準備が着々と(?)進んでいる。 この緩い感じは、カヤンバの展開においても見られた。演奏者や周りの女性たちが、なにかと冗談めいたやり取りをおこなっているのが、書き起こしテキストの翻訳の中にも読み取られるだろう。普段でもこうしたやり取りがないわけではないが、今回はとりわけ目立った。
しかしその後の展開が明らかにしたように、このカヤンバは施術師とその施術上の子供との、対立関係を背景に持つものであった。
施術師とその施術上の「子供たち」の打ち解けた関係には、しばしば緊張や対立の根が潜んでいる。 私は人々の「心理」について分析するなんてのは性に合わないのだが(それにあまりうまく把握できないのだが)、施術上の母親(あるいは父親)と施術上の子供の間には、しばしば単に言葉の上だけのもの以上の、母子(あるいは父子)関係的な情緒的なつながり、心的依存があるように思える。病にくるしむ患者は、施術上の母が治療にやって来ると、小さい子どもが親に示すような喜び、依存を示し、慰めを求める。例えばある目の不自由な女性のための鍋設置の施術の際のやりとりは、かなり症状が重症化した患者についてのものだが、こうした母子のつながりをよく示している。
しかし、こうしたつながりのゆえに、一人の施術師の「子供たち」の間に、あたかもその施術師の与える情緒的慰めを巡って、対抗的な競争関係が見られることがある。子供たちの間で施術師が誰にどのような接し方をしたかで、対抗や嫉妬が見られ、それがカヤンバの場で憑依状態の患者の振る舞いのなかに見てとられることがある。ときにはそれが「子供たち」グループの分裂につながる場合もある。
さらに「子供たち」と施術上の親の間には、両者の葛藤や対立を産む構造的要因があるといえるかもしれない。施術師と子供たちは、癒やし手と病人の関係である。両者の関係は、親子という言葉が示しているように非対称的であるが、憑依霊の病気に関しては、この非対称性は容易に対称的・対抗的なものに変質しうる。憑依霊は自らの様々な要求をかなえるために宿主を病気にするのだが、その最大かつ最終の要求は、宿主自身に癒やし手(施術師)になってもらうという要求だからだ。憑依霊とのコミュニケーションに自信をつけ、施術上の親に不満を持つ「子供」は親から離反し、別の高名な施術師のもとで「外に出してもらう」ことにするかもしれない。別の親に乗り換えるわけである。
チャリと今回のカヤンバの患者ムァナコンボも、非対称的な親子関係が、こうした形で対抗的なものに変質してしまった例である。ムァナコンボが踊らないのを、自分の心のなかの凝り(mufundo110)のせいかもしれないと、チャリは心のなかの憤りを吐き出し、それを解消するクハツァ(kuhatsa109)を行っている。その語りでは、ムァナコンボともう一人のチャリの最初期の「施術上の子供」が、初期のいつもチャリとともに行動していた時期の後に、離反し別の地域の施術師のもとで「外に出された」こと、そして「チャリのところには二度と行かない」と語っていたことが明らかにされている。そしてチャリは、自分を母と言ってくれない人にはもう治療はしない、他の施術師を求めるがいいと語ったことを述べている。こうした言葉が、ムァナコンボらを捕らえて彼女を踊らなくさせているのかもしれないと。一方ムリナも、自分の実際の姉妹の娘(muphwa)でもあるムァナコンボの離反を腹立たしく思っていたことを述べている。チャリは現実の「親娘」関係でもあるムリナの怒りのほうが、強く捕らえたにちがいないと語っている。
こうしたケースとは反対に「子供」が示す並外れた能力に、施術上の親が嫉妬することもしばしばあるとされている。チャリ自身も彼女に世界導師と憑依霊ドゥルマ人という2大憑依霊を「外に出して」くれた、彼女の施術上の母フピ(Fupi)さんとの間にこうした葛藤を経験している。その結果、最終的に彼女はフピさんと決別して「ジャコウネコの池」に移り住むことになったのである。
無関係な施術師どうしのあいだには普通であるとされる、競争、対抗関係が施術上の親子関係のなかにも入り込むのである。施術師チャリの夢のなかで彼女の憑依霊ジンジャ導師260=世界導師64から学んだという(自作の)占い歌のなかでも「私は嫉妬されている。癒やしの仕事は争いだから。私の癒やしの術」と歌われているように。
私の印象では、この日、チャリは必ずしもムァナコンボの和解の願いを完全には受け入れておらず、まだ幾分凝りが残っているように見えた。いつもはカヤンバの場を中心となって仕切っているのに、この日は、クズザの準備を理由に(実際に準備の必要があったのだが)カヤンバの場を女性の助手(muteji1)にまかせて、小屋にこもっていることが多かった。私にはあまり気乗りしていないようにすら見えた。ムァナコンボは憑依すると、ときに泣きながらチャリを探し周り、小屋の中にも二度ほど入ってきた。一度は実際に準備作業をしており、私も同席しているところに乱入したが、こうしたことが生じるたびにチャリとムリナは一緒にムァナコンボをカヤンバの場に連れ戻し、宥め、唱えごとをするのだった。
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tsovyaの別名とされる「内陸部のスディアニ」の絵 ↩
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